Oracle Diagnostics Packは、包括的な一連の自動パフォーマンス診断および監視機能を提供します。Diagnostics Packには、Databaseカーネルに直接ビルトインされた、Automatic Database Diagnostic Monitor(ADDM)と呼ばれる自己診断エンジンが含まれます。この自己診断エンジンは、画期的でこれまでにないパフォーマンスを実現するソリューションです。Oracle Databaseで自動的にパフォーマンスに関する問題を診断できるため、複雑で困難な作業から管理者を完全に解放することができます。ADDMは、データベースがもっとも時間をかけている操作に焦点を置いて分析を開始し、高度な問題分類ツリーへとドリルダウンして、問題の根本原因を特定します。ADDMで使用される問題分類ツリーは、何十年もオラクルのパフォーマンス・エキスパートがパフォーマンス・チューニングの経験からカプセル化したものであり、特にCPU/IOのボトルネック、低い接続管理、メモリ不足、リソースに頼るSQL文、ロック競合などのよくある問題を正確に診断するよう設計されています。
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