Oracleは、セグメントヘッダーにHWM(High Water Mark:高水位標)と呼ばれる「過去に表のブロックをどこまで使用したかを示すポインタ」を持ちます。データの有無に関わらず、全表操作時にはHWMまでのすべてのブロックを読み込む。例えば、年度末処理などでデータ量が一時的に大きく増加し、その後少ないデータ量に戻る表を考える。このような表は、データが削除され件数が少なくなった後も、全表操作時にはHWMまでのすべてのブロックが読み込まれてしまい、処理が遅くなる。HWMは、表の再作成、もしくはTRUNCATE処理を行わない限り、再設定されない。
|