エクスポートユーティリティでは、異なるハードウェアおよびソフトウェア構成を持つプラットフォームに存在している場合でもOracle Database間で簡単にデータ・オブジェクトを転送できます。Oracle
Databaseに対してエクスポートユーティリティを実行すると、オブジェクト(表など)が抽出された後で、存在しているその関連のオブジェクト(索引、コメント、権限など)が抽出されます。エクスポート・ファイルは、通常はディスクまたはテープに格納されるOracleバイナリ形式のダンプ・ファイルです。このファイルは、通常のバックアップ手順を行った上で、バックアップとして使用することもできます。
またエクスポート・ダンプ・ファイルは、Oracleのインポート・ユーティリティのみで読み取ることができます。ダンプ・ファイルの作成に使用したエクスポート・ユーティリティより前のバージョンのインポート・ユーティリティは使用できません。実際にインポートを実行せずに、エクスポート・ファイルの内容を表示することもできます。これを行うには、Import
SHOWパラメータを使用します。 |