RMANのデフォルト構成の表示

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RMANのデフォルト構成の表示



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RMANのデフォルト構成の表示


RMANでは、SHOWコマンドを使用して、Recovery Managerの構成設定の1つまたはすべての現行の値と、これらが現在デフォルト値に設定されているかどうかを表示します。特定のパラメータを確認したい場合は、ターゲットデータベースとリカバリカタログに接続してから、表示する設定の名前を指定してSHOWコマンドを実行します。すべてのパラメータを確認したい場合は、SHOW ALLコマンドは、CONFIGUREコマンドで設定可能なすべてのパラメータの現行の設定を表示します。変更したパラメータとRecovery Managerのデフォルト設定のままのパラメータがどちらも表示されます。

C:\Windows\system32>rman target /

Recovery Manager: Release 11.2.0.2.0 - Production on 金 3月 15 10:36:12 2013

Copyright (c) 1982, 2009, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

ターゲット・データベース: XE (データベースID=2669714501)に接続されました

RMAN> show all;

リカバリ・カタログのかわりにターゲット・データベース制御ファイルを使用しています

db_unique_name XEのデータベースにおけるRMAN構成パラメータ:
CONFIGURE RETENTION POLICY TO REDUNDANCY 1; # default ・・・(1)
CONFIGURE BACKUP OPTIMIZATION OFF; # default ・・・(2)
CONFIGURE DEFAULT DEVICE TYPE TO DISK; # default ・・・(3)
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP OFF; # default ・・・(4)
CONFIGURE CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT FOR DEVICE TYPE DISK TO '%F'; # default ・・・(5)
CONFIGURE DEVICE TYPE DISK PARALLELISM 1 BACKUP TYPE TO BACKUPSET; # default ・・・(6)
CONFIGURE DATAFILE BACKUP COPIES FOR DEVICE TYPE DISK TO 1; # default ・・・(7)
CONFIGURE ARCHIVELOG BACKUP COPIES FOR DEVICE TYPE DISK TO 1; # default ・・・(8)
CONFIGURE MAXSETSIZE TO UNLIMITED; # default ・・・(9)
CONFIGURE ENCRYPTION FOR DATABASE OFF; # default ・・・(10)
CONFIGURE ENCRYPTION ALGORITHM 'AES128'; # default ・・・(11)
CONFIGURE COMPRESSION ALGORITHM 'BASIC' AS OF RELEASE 'DEFAULT' OPTIMIZE FOR LOAD TRUE ; # default ・・・(12)
CONFIGURE ARCHIVELOG DELETION POLICY TO NONE; # default ・・・(13)
CONFIGURE SNAPSHOT CONTROLFILE NAME TO ・・・(14) 'C:\ORACLEXE\APP\ORACLE\PRODUCT\11.2.0\SERVER\DATABASE\SNCFXE.ORA'; # default

RMAN>


〜CONFIGUREパラメータ〜

(1)
 RETENTION POLICY
RMANで不要マークが付けられた、つまり不要となり削除可能になっているバックアップ・セットおよびコピーについて、現行の永続的な方針を指定します。「TO REDUNDANCY」で指定した数の全体バックアップまたはレベル0バックアップを保存するように指定します。

(2) BACKUP OPTIMIZATION
バックアップの最適化をONまたはOFF(デフォルト)にします。最適化によって、ファイルがデバイス・タイプにバックアップ済である場合は、同じファイルが同じデバイスタイプにバックアップされないようになります。

(3) DEFAULT DEVICE TYPE TO
自動チャネルのデフォルトのデバイス・タイプを指定します。デフォルトのデバイス・タイプはDISKです。

(4) CONTROLFILE AUTOBACKUP
制御ファイルの自動バックアップ機能を制御します。

(5) CONTROLFILE AUTOBACKUP FORMAT
制御ファイルのバックアップ場所およびファイル名の形式を制御します。

(6) DEVICE TYPE 〜  BACKUP TYPE TO BACKUPSET
バックアップセットを使用時のデフォルトのデバイスタイプを指定します。

(7) DATAFILE BACKUP
データファイルのデフォルトバックアップ方式を指定します。

(8) ARCHIVELOG BACKUP
アーカイブログのデフォルトバックアップ方式を指定します。

(9) MAXSETSIZE
チャネル上で作成される各バックアップ・セットの最大サイズを指定します。

(10) ENCRYPTION FOR DATABASE
データベース全体に対して透過的暗号化を有効にするかどうかを指定します。

(11) ENCRYPTION ALGORITHM
書込み時に使用するデフォルトの暗号化アルゴリズムを指定します。

(12) COMPRESSION ALGORITHM
圧縮のアルゴリズムを指定します。

(13) ARCHIVELOG DELETION POLICY
アーカイブREDOログが削除可能になる条件を決定します。

(14) SNAPSHOT CONTROLFILE NAME
スナップショット制御ファイルの名前と場所を設定します。





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