SQL*PlusとiSQL*Plus
1. SQL*Plusとは
SQL*PlusはOracleとデータのやり取りを行うためのアプリケーションの一つで、SQL文を簡単に編集して送受信するためのツールです。基本的にキーボードからコマンドにより処理を行います。コマンドファイルを用意してそのファイルを実行することも可能です。SQL*Plusには、SQL文を編集したり、実行するための環境設定などを行うコマンドが用意されています。これらのコマンドはSQLコマンドと異なることを認識しておきましょう。
2. SQLバッファ
SQL*Plusは最後に実行したSQL文をバッファに保存しています。ここで注意が必要なのはバッファに保持されるのはSQL文のみでSQL*Plusコマンドは保持しないということです。
以下の表にバッファ内のSQL文を編集するSQL*Plusコマンドを紹介します。
3. SQL*Plusによるファイル操作
SQL*Plusではファイルを使用してSQL文の実行が可能です。また実行結果をファイルに保存することもできます。さらにはOS上のファイルも編集可能です。このようにSQL*Plusには操作を簡単にするために様々なコマンドが用意されています。
以下の表にSQL*Plusのファイル操作コマンドを紹介します。
4. 作業環境設定コマンド
SQL*Plusには作業環境を設定するコマンドとしてSETコマンドが用意されています。SETコマンドの後にシステム変数を指定することにより、自分に合った作業環境を整備することが可能です。
以下の表にSETコマンドの代表的なシステム変数を紹介します。
※SETコマンドを毎回実行することは面倒です。SQL*PLUSが起動する際に読み込まれるファイルとしてlogin.sqlが用意されているので、自動で自分の好みに合った環境にカスタマイズすることが可能です。
5. その他SQL*Plusコマンド
6. iSQL*Plusとは
iSQL*Plusは、Oracleとデータをやり取りするためのWebアプリケーションの一つです。iSQL*Plusのメリットとしてクライアント側にソフトウェアのインストールを実施する必要がなく容易にデータベースへのアクセスが可能です。ただしiSQL*Plusを使用するためには、サーバ側でiSQL*Plusサービスの起動が必要になります。
<オラクルデータベース概要(豆知識)>
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