ALTER DISKGROUP文

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ALTER DISKGROUP文


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ALTER DISKGROUP文



ALTER DISKGROUP文を使用すると、ディスク・グループまたはディスク・グループ内のディスクに対して多数の操作を実行できます。このSQL文は、Oracle ASMを使用しており、Oracle ASMインスタンスを起動している場合にのみ有効です。この文の発行は、通常のデータベース・インスタンスからではなく、Oracle ASMインスタンスから行う必要があります。
※ディスク・グループの作成については、「CREATE DISKGROUP」を使用します。

<前提条件>
 ・この文を発行するOracle ASMインスタンスが起動されている必要があります。
 ・変更するディスク・グループはマウントされている必要があります。
 ・ALTER DISKGROUPの句はすべて、発行するにはSYSASMシステム権限が必要です。


以下に代表的なALTER DISKGROUP文の操作と条件を紹介します。

操作 オプション 条件
ファイル削除 DROP FILE ユーザーはファイルへの読取りおよび書込み権限を持っている必要があります。
エイリアス追加 ADD ALIAS ユーザーは関連のファイルへの読取りおよび書込み権限を持っている必要があります。
エイリアス変更 RENAME ALIAS ユーザーは関連のファイルへの読取りおよび書込み権限を持っている必要があります。
エイリアス削除 DROP ALIAS ユーザーは関連のファイルへの読取りおよび書込み権限を持っている必要があります。
ASMディレクトリ変更 RENAME DIRECTORY ユーザーはそのディレクトリ内のすべての別名へのDROP ALIAS権限を持っている必要があります。
ASMディレクトリ削除 DROP DIRECTORY ユーザーはそのディレクトリ内のすべての別名へのDROP ALIAS権限を持っている必要があります。
ユーザグループ削除 DROP USERGROUP ユーザーはユーザー・グループの所有者である必要があります。
ファイル変更 MODIFY FILE ユーザーはファイルの所有者である必要があります。
メンバ追加 MODIFY USERGROUP ADD MEMBER ユーザーはユーザー・グループの所有者である必要があります。
メンバ削除 MODIFY USERGROUP DROP MEMBER ユーザーはユーザー・グループの所有者である必要があります。
権限設定 SET PERMISSION ユーザーはファイルの所有者である必要があります。
ユーザグループ設定 SET OWNER GROUP システム生成のファイル名のエイリアスを作成します。


以下にASMCMDコマンドの使用例を紹介します。

◎ディスクd100をディスク・グループdgroup_01に追加します。
SQL> ALTER DISKGROUP dgroup_01 ADD DISK '$ORACLE_HOME/disks/d100';

◎ディスクdgroup_01_0000をディスク・グループdgroup_01から削除します。
SQL> ALTER DISKGROUP dgroup_01 DROP DISK dgroup_01_0000;

◎ディスク・グループdgroup_01のすべてのディスクのサイズを変更します。
SQL> ALTER DISKGROUP dgroup_01 RESIZE ALL SIZE 10G;




    ◎-ASMCMDコマンド

    ◎-ALTER DISKGROUP文

    ◎-ASM領域ファイルのOS領域へのコピー

    ◎-ASMディスクグループ状態確認方法

    ◎-ASMディスクグループ空き容量確認方法

    ◎-ASM領域使用量確認方法

    ◎-ASM上のアーカイブログ削除方法




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