OracleDatabase起動
本項では、シングル構成のOracleDatabase起動手順を紹介します。
※停止手順は、「OracleDatabase停止」を参照
シングル構成のOracleDatabase起動方法には、dbstartコマンドやOracle EnterpriseManagerからWEBベースでの制御も可能ですが、ここではSQL*Plusを使ってOracleデータベースを起動する手順を紹介します。
※OS環境により多少の手順の違いはあります。
1.環境変数「ORACLE_SID」を確認する。
【確認ポイント】:今から起動するデータベースのインスタンス名が表示されることを確認する。
2.データベースへ接続する。
$sqlplus /nolog
SQL> ツconnect sys/****** as sysdba
アイドル・インスタンスに接続しました。
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※「アイドル・インスタンスに接続しました。」は、データベースが起動していない時に接続するためのサービスと考える。
3.初期化パラメータファイル(init.ora)を指定し起動する。
SQL> ツstartup pfile=/home/oracle/init.ora ORACLEインスタンスが起動しました。
Total System Global Area 431038433 bytes
Fixed Size 1333655 bytes
Variable Size 264242772 bytes
Database Buffers 159383552 bytes
Redo Buffers 6078464 bytes
データベースがマウントされました。
データベースがオープンされました。
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※startupコマンドだけでも問題ありません。その場合は、デフォルトのディレクトリとネーミングルールに沿ってオラクルが初期化パラメータファイルを検索し起動します。
※startupコマンドの後に起動状態を指定し実行することも可能です。Oracleの起動状態には以下があります。
4.データベースへ状態を確認する。
SQL> select instance_name,status from v$instance;
INSTANCE_NAME STATUS
---------------- ------------------------------------------------
TESTDB OPEN
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【確認ポイント】:ステータスが「OPEN」であることを確認する。
以下に、シングル構成時のDatabase・リスナー・EnterpriseManager起動と停止手順(@〜E)とRAC構成時のRAC起動と停止手順(F、G)を紹介しております。
@-OracleDatabase起動
A-OracleDatabase停止
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B-Oracleリスナー起動
C-Oracleリスナー停止
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D-Oracle Enterprise Manager起動
E-Oracle Enterprise Manager停止
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F-OracleRAC起動
G-OracleRAC停止
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