強制的にREDOログスイッチする方法
本項では、REDOログを強制的にログスイッチする方法を紹介します。
<< REDOログスイッチの概要 >>
ログ・スイッチは、LGWRが現行REDOログ・グループへの書込みを中止して、別のログ・グループへの書込みを開始するときに発生します。デフォルトでは、現行のREDOログ・ファイル・グループがいっぱいになると、ログ・スイッチが自動的に発生します。
REDOログのメンテナンス操作を実行するために、ログ・スイッチを強制的に発生させて、現在アクティブなグループを非アクティブの状態に変更できます。たとえば、現在アクティブなグループを削除する場合は、アクティブでない状態になるまでそのグループを削除できません。また、現在アクティブなグループのメンバーが完全にいっぱいになる前に、特定の時点でそのグループをアーカイブする必要がある場合にも、ログ・スイッチの強制的な実行が必要です。ただしログ・スイッチを強制するには、ALTER
SYSTEM権限が必要です。
<< 『ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE』と 『ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT』の違い >>
簡潔違いに纏めると『SWITCH LOGFILE』はREDOログのスイッチを行うのみ、『ARCHIVE LOG CURRENT』はアーカイブされてないREDOログを全てアーカイブを行います。
システム負荷的には『ARCHIVE LOG CURRENT』の方が大きいですが、アーカイブを出力させるのが目的の場合には『ARCHIVE LOG CURRENT』が一番適してます。またRACの場合は『SWITCH LOGFILE』は自インスタンスのみのログスイッチ、『ARCHIVE LOG CURRENT』は全てのインスタンスのアーカイブ化となります。
(1) 『ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE』のログスイッチ
SQL> alter system switch logfile;
システムが変更されました。
SQL>
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(2) 『ALTER SYSTEM ARCHIVE LOG CURRENT』のログスイッチ
SQL> alter system archive log current;
システムが変更されました。
SQL> |
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