表(TABLE)の変更と削除
本項では、表の変更と削除について説明します。表の変更と削除は新規作成と違い、既にリリースされたものに対して変更・削除作業を実施するケースが多いため、慎重にミスが発生しないように手順をしっかり確立してから実施しましょう。
1. 表の変更(ALTER TABLE文)
表を作成した後で、仕様変更が加わった際にALTER TABLE文で対応します。以下にALTER TABLE文で実行可能なことを示します。
新規列の追加
既存列の削除
データ型変更
デフォルト値の定義
制約の無効化・有効化
制約の追加・削除
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ALTER TABLE文の使用例を以下に示します。
SQL> ALTER TABLE 従業員 MODIFY
(従業員NO NUMBER(4) CONSTRAINT PK_従業員 PRIMARY KEY,
従業員名 VARCHAR2(10) CONSTRAINT U_従業員 UNIQUE,
入社日 DATE CONSTRAINT NN_入社日 NOT NULL,
給与 NUMBER(9) CONSTRAINT CK_給与 CHECK(給与>=0 AND 給与<100000));
表が変更されました。
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2. 表の削除(DROP TABLE文)
表の削除には「DROP TABLE」コマンドを使用します。表のデータの有無に関係なく表のオブジェクトを削除します。ただし別の表から外部キー制約が定義されている際はエラーが発生します。削除エラーが発生した際は、別表の外部キー制約の定義を削除するか、「CASCADE
CONSTRAINTS」句をして外部キー制約を削除します。
※外部キー制約によるエラー発生例
SQL> DROP TABLE 部署;
DROP TABLE 部署
*
行1でエラーが発生しました。:
ORA-02449: 表の一意キーまたは主キーが外部キーに参照されています。
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